理容美容専門学校を舞台に温かい感動を誘います。
理容、美容を扱った映画は調べてみると古今東西、意外と少ないことが分かります。ここ10年の日本映画では荻上直子監督の『バーバー吉野』（03年）が頭に浮かびます。アジアでは中国映画の『故同の理髪師』（06年）が記憶に新しく、欧米に目を転じれば若い映画ファンでは『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』（07年）、往年のファンには『髪結いの亭主』（90年）などが思い浮かばれることでしょう。そのいれずれの作品も芸術性、エンターテインメント性に優れ、観客、批評家共に高い評価を得ています。それら映画に登場する理容師、美容師がお店に立つ前に、高い技術と深い人間性を習得する場所があります。それが理容美容専門学校です。
頑張る人、頑張りたい人、すべての人に贈る人生の応援歌。
未来の理容師、美容師を育てるために夢を持って専門学校の教壇に立っている久沙江。学生たちも未来の自分に思いを馳せて夢を抱いている…、はず！？ ハサミを使ったカットの技術に自信が持てなくて不登校ぎみの学生、複雑な家庭環境に思い悩み授業に身が入らない学生。奮闘努力の甲斐あって久沙江はそんな彼ら、彼女らを立派に巣立たせることができるのだろうか？
池脇千鶴、竹下景子ほか、個性的なキャストが勢ぞろい！
久沙江を演じるのは『神様のカルテ』（11年）や『指輪をはめたい』（11年）に出演の演技派女優、池脇千鶴。カットの技術に自信が持てずこのままの自分でいいのか苦悩する女子学生の弥生役に『春との旅』（09年）で仲代達矢を相手に堂々たる演技を見せて各賞に輝いた徳永えり。家庭環境の悩みから不登校気味になる男子学生の洋平役に『僕たちは世界を変えることができない。But, we wanna build a school in Cambodia.』（11年）やTVドラマでも活躍中の窪田正孝。そして、久沙江の恩師でもありよき理解者でもあるベテラン教員の役を、連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』（10年）や『コクリコ坂から』（11年）などの竹下景子が演じています。その他、綾野剛、なんしぃ（大好物）、烏丸せつこ、石丸謙二郎など個性豊かな共演陣も魅力です。監督と脚本は『大阪ハムレット』（08年）で各方面から絶賛を浴びた光石富士朗、共同脚本は『ワルボロ』（07年）などの木田紀生がそれぞれ担当しています。
本物を追求したスタッフ関係者の熱意が生んだ本物の感動
理容美容専門学校が舞台の映画を撮影するにあたり、出演者たちへの技術指導、教室などといった撮影場所の提供、教員や学生たちのエキストラ出演など、窪田理容美容専門学校の全面的な協力を得ることが出来たほか、実際に学校で起こったエピソードなどを教員や学生たちから取材して作り上げられた脚本が映画全体にリアリティを持たせ、押し付けられることのない自然な感動を得られる映画に仕上がっています。
理美容の同業組合のほかご当地映画としてオール中野区が全面協力！
映画の中心的な舞台となる東京都中野区ではオール中野区として映画製作のバックアップを頂きました。中野区（行政）からは後援を得て、区の商店街組合連合会など地域の厚い協力のもとにサンモール商店街や区内各所でのローケーションが敢行され、ありのままの中野区がスクリーンに映し出されます。
Story
東京都中野区。23区の西部に位置し、秋葉原と並ぶサブカルチャーの聖地・ブロードウェイやランドマークの中野サンプラザで知られるこの街に、理容師、美容師を目指して若者たちが勉学に勤しむ理容美容専門学校がある。
VIDEO
