金融の世界と、その中に飛び込んだ新米社員の成長物語―。

あの人気コミック「ナニワ金融道」が、映画になって帰ってきた!!
「ナニワ金融道」は、青木雄二氏(2003年9月5日に逝去)原作のコミック。講談社「週刊モーニング」に1990年から1997年まで連載され、金融業者の実態を生々しく描き、大ヒットした社会派マンガである。

原作同様、主人公・灰原達之(杉浦太陽)が、ふとした事からナニワきっての街金「帝国金融」へと足を踏み入れるところから始まり、戸惑いながらも次第に一人前の金融屋として成長して行く過程を、映画ならではのスケール感で描ききっている。


ウルトラマンが一転、金融屋に変身!?

主人公・灰原達之を演じるのはテレビ「ウルトラマンコスモス」、映画『ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス』でも主役を務めた杉浦太陽。子供からママさんまでも巻き込んで大人気のウルトラマンコスモスという正義のヒーローを演じてきた杉浦が、大阪の街金を舞台に、金に踊らされ、金によって人生が変わってしまう人間の悲喜こもごもを見ながら次第に金融屋としての力をつけ成長していくという全く異なるキャラクターを見事に演じ、役者としての新境地を開いてみせた。正義の味方のウルトラマンからの転身に驚くファンもいそうだが「(演じるという意味では)そんなに差があるという気持ちはない」と言い切る姿は金融屋ならではの貫禄そのもの!?


脇を固める豪華多彩キャスト陣!!

主人公、灰原を厳しくも暖かく見守る「帝国金融」社長、金畑金三(カネハタキンゾウ)を演じるのは、日本を代表するベテラン俳優、津川雅彦。その鋭い眼差しが放つ演技はまさに貫禄モノ。また、ドぎつく、世知辛く、愛らしく、後輩灰原を何かとサポートするミスター金融屋こと桑田澄男(クワタスミオ)には杉本哲太。影で灰原をサポートするナニワの風変わりな遊び人、篁悟(タカムラサトル)は妙演迷演、ツボを押さえた生瀬勝久。マドンナ木之内みゆきには生粋の大阪人、鈴木紗理奈。気立てもええし、キッチリしてるし、出るとこ出てる、なかなかな女!? そして、帝国金融を目の仇にする怪しい眼光の男、扇田市郎太(センダイチロウタ)を演じる豊原功補のドスをきかせた超ド迫力の演技から目が離せない。

他にもオール巨人、レツゴー正児を筆頭に、大阪吉本興業、松竹芸能からお笑い界の重鎮、師匠達が軒並み顔を揃えた本作品。赤井英和や、左とん平など、個性派ゲスト陣に要注目!!


津川雅彦も絶賛!
映画初監督にして見せる茅根隆史の映像手腕!!

今作品が初メガフォンとなる茅根隆史はドキュメンタリー出身。「僕は関西の人間じゃないんですが、関西人って普通に話しているだけで面白く感じてしまうんです。杉浦君演じる灰原の青二才ぶりと、それを取り巻く心優しき大人たちの物語を是非見てください」と語る。また、金畑金三を演じる津川雅彦も、「これまでの映画監督にはない信念を感じ、現場にはいい緊張感が漂いました。『ナニワ金融道』という題名以上の、映画としてアートな作品に仕上っています」と絶賛している。