青春Hセカンドシーズン 第8作

エレナー電気工業

青春H2第8弾は、人生をエンターテインメントにしてしまった男の物語。
何から何まで真っ暗闇の現代を痛快に生き抜く映像バイブル!
ゼロ年代を象徴する新たなる無責任伝説の誕生だ!

当たり前だが、生きる事は大変だ。
大人になれば、もっと大変な事が増える。
年をとるほど、身体や記憶力が衰える。持病の1つ2つは手に入る。
悩み出すとキリがない。心配しても答えはない…。
だったら…、最初から悩まない方がいいじゃないか…。

寺内康太郎

(c)2011 アートポート

人生ほとんど下痢生活、人生すべてが仮性包茎。それでも生きて行けるのさ!

2005年の秋、郵政選挙の自民大勝、阪神の2年ぶりリーグ優勝の熱がまだ冷めやらぬ頃、父親の突然の死によって、家業の小さな工場・エレナー電気工業を兄の一郎と共に切り盛りしていくことになった啓介。家を飛び出して何年も東京でプラプラしていた啓介にとって只ならぬ事態であったが、今まで数々の困難をその前向きな思考と人並み外れた性欲をもって凌いできただけに、今回も・・・? 激務のストレスもマ◯ターベー◯ョンで発散したり、出会い系サイトでうまいコトやったりと・・・。政府の構造改革路線が奏功してか、景気も上向き。なんだかうまく行き過ぎか?と思いきや、◯ーマ◯・ショックの荒波がモロに襲いかかる。果たして、啓介の持ち前の前向き思考と性欲で、この百年に1度の経済危機にさらされたエレナー電気工業を立て直すことはできるのだろうか?


あらゆるジャンルの映画を監督する、21世紀の日本映画界でもひときわ異彩を放つ寺内康太郎が青春Hに投げかけたストーリーテラーとしての映画の真髄!

ホラー、ヒーロー・アクション、ボーイズラブ、パロディコメディ、任侠アクションと様々なジャンルを手掛け、まさにロバート・ワイズばりの活躍を続ける寺内康太郎監督が、青春H2でテーマに選んだのは「人生」。山あり谷あり、酸いも甘いも、色々あるのが人生。
主人公の啓介の、普通の人間なんだけれどもパワフルに生きていける、その生命力、その生き様をオフビート感たっぷりに描いた“ライフ・イズ・エンターテインメント”、それが『エレナー電気工業』だ。
そんな啓介を演じるのは劇団「動物電気」の松下幸史、ほか藤原よしこ、山本剛史、仁科貴などが脇を固めている。

【監督】

寺内康太郎

1975年大阪府生まれ。大阪芸術大学芸術学部映像学科を卒業後にテレビ制作会社にアシスタント・ディレクターとして勤務する。後にフリーに転向し、『ほんとにあった!呪いのビデオ』シリーズ等に携わる。2005年に『痴漢男』で初の劇場用長編映画を監督し、各方面からその才能が認められ、『心霊探偵 八雲』(06年)、『しにがみのバラッド。』(07年)などのテレビドラマでも活躍する。映画ではBLをテーマにした『BOYS LOVE 劇場版』(07年)、都市伝説ホラーの『口裂け女2』(08年)、『少林少女』のパロディ『少林老女』(08年)、アクション・アドベンチャーの『デメキング DEMIKING』(09年)、ヒーロー・アクションの『カラスコライダー』(09年)、人気ライトノベルノ実写化『マリア様がみてる』(10年)など、ビデオオリジナルでは腐女子をテーマにしたラブコメディ『となりの801ちゃん』(07年)、心霊ドキュメントの『実録! 呪われた都市伝説 震撼 封印された都市伝説』(07年)、Vシネの定番『静かなるドン 新章 頂上決戦! 鮮血の大阪抗争編』と、あらゆるジャンルの映像作品を次々に世に放つ。また、盟友の白石晃士、中川究矢と共に「ハイパーミニマルムービー」を展開し、その中の1本『ばんいち家族』(10年)を監督するなど、意欲的な創作活動を続けている。

【脚本】

寺内康太郎 佐上佳嗣

【キャスト】

松下幸史 藤原よしこ 山本剛史 仁科貴

【スタッフ】

製作:松下順一/企画:高武ウ年/プロデューサー:小貫英樹 奥野邦洋/アシスタントプロデューサー:松下達郎/音楽:碇英記/撮影:大沢佳子/録音:宋 晋瑞/助監督:山本宏明 小山亮太/撮影助手:村山友紀子/編集:福井鶴/制作プロダクション:東京レイダース/製作:アートポート

2011年/日本/カラー/84分/ビスタサイズ/ステレオ/HDV(一部劇場を除く)
配給・宣伝 アートポート  (c)2011アートポート